2013年6月27日木曜日

CiNiiの検索結果を出力しエクセルで管理する方法

CiNiiなどWebベースの文献データベースが普及したおかげで、誰もが簡単に論文情報を探し集めることができる時代になりました。
一方で、「集めすぎた」情報を管理するコストは相対的に上がってきているといえるのではないでしょうか。
文献情報を効率的に管理するために、MendeleyやEndNoteといった文献管理ソフトが広く使われていますが、今回はもっとシンプルにCiNii Articlesの検索結果を出力してエクセルで管理保存する方法をご紹介します。

※以下の環境に基づいて解説を行っています。お使いのPC環境によって、操作が異なる場合がありますがご了承ください。
・Internet Explorler 9
・Microsoft Excel 2010




CiNii Articleの検索結果一覧画面です。
例の検索条件では、7件ヒットしました。



7件すべての論文情報(論文本文は出力できません)を出力する場合は、「すべて選択」のチェックボックスにチェックを入れます。必要な論文情報のみを出力する場合は、対象の論文情報の左にあるチェックボックスをチェックしていきます。
プルダウンメニューから「TSVで表示」を選択し、「実行」ボタンをクリックします。

TSV:Tab Separated Values  (データをタブと呼ばれる特殊文字で区切って表示する形式)




ブラウザ上に新しいページが開き、論文情報が表示されます。




では、このデータをエクセルで管理するために、まずはテキスト形式で保存しましょう。
ブラウザメニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」をクリックします。
(ファイルメニューが表示されない場合は、こちら。http://support.microsoft.com/kb/980407/ja)




「ファイルの種類」のプルダウンから「テキストファイル(*.txt)」を選択し、「保存」をクリックします。
例では、デスクトップフォルダに保存します。



export.txtというテキストファイルがデスクトップフォルダに保存されました。
(デスクトップフォルダに保存されたファイルは、デスクトップ画面、すなわちWindowsやMac OSなどのOSを起動したときに表示される操作画面に表示されます)



次に、エクセルを開きましょう。そして、「ファイル」メニューから「開く」をクリックします。




先ほどデスクトップに保存したexport.txtを開きたいですが、見当たりません。(これは、エクセルファイルのみが表示される設定になっているためです)
右下の「Excelファイル(*.xl; *.xlsx;」となっている部分を「すべてのファイル」に変更します。




先ほどデスクトップフォルダに保存したファイルが表示されました。これを選択して開きます。




テキストファイルウィーザードの「元のデータの形式」で「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択して、「次へ」をクリックします。




「区切り文字」は「タブ」のチェックボックスにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。




完了をクリックします。




項目ごとに区切られてエクセル上に表示されました。 (完)










1 件のコメント:

  1. ありがとうございます!
    とても参考になります!

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